東洋医学で見る不妊治療
東洋医学では、不妊治療について、西洋医学のように排卵誘発剤や黄体ホルモンなどを投与したり、体外受精させたりというような画一的な治療はしません。
東洋医学の不妊治療というのは、不妊症の患者さん一人一人の状況に合わせて体を本来あるべき姿に戻すことにより、妊娠しやすい身体にしていくというものです。
冷えやストレスなどにより、『気・血・水』のバランスが崩れると、妊娠しにくい身体になってしまいます。
妊娠しにくい人は、生理不順(月経不順)、生理痛、性交痛、冷え性、便秘などの症状がよくあらわれます。
妊娠しやすい身体になると、妊娠後、お腹の中で赤ちゃんが育ちやすい身体になっていきます。
東洋医学の不妊治療は、西洋医学のような力技はできませんが、身体の根本的な問題点を改善していくので、結果として自然妊娠しやすくなり、妊娠後も出産後も、あなたの身体は以前よりも改善されている場合が多いのです。
東洋医学では、不妊症の原因を大きく4つのタイプに分けることができます。
血虚(けっきょ)
偏食、過激なダイエット、胃腸虚弱、過労、ストレスなどで栄養が吸収されず、血が不足している状態です。
プルーン、なつめ、ドライフルーツ、緑黄色野菜、黒豆、ひじき、黒ごま、黒きくらげなど黒い食べ物は、血を増やして血流促進の効果があります。
また、補血作用のあるレバー、鶏肉、まぐろ、かつお、豆腐、納豆などのたんぱく質も、心がけて食べましょう。
軽い運動や足湯などで血行を促し、体を温めるのもおススメです。
気虚(ききょ)
生まれつきの虚弱体質、偏食、疲労、病気などにより、気が不足している状態です。
気は、食べ物から胃腸など通して、空気から肺を通して取り入れられています。
気が不足した時は、十分な睡眠と、消化の良いものをバランスよく、腹八分目に食べることが大切です。
赤身の牛肉、鶏肉の肉類や、えび、うなぎ、鶏卵、山いもなどで気を充実させ、さつまいも、かぼちゃ、しょうが、ねぎ、豆、きのこなどで気を補いましょう。
気滞(きたい)
ストレスや心配事などで、気が滞り、流れが悪くなっている状態です。
気が滞った状態を放置していると、気と一緒に血のめぐりまで悪くなることがあります。
イライラするようなことがあれば、まず深呼吸するだけでも気持ちが落ち着きます。
たまには全てを忘れて、リラックスすることも大切です。
三つ葉、春菊、セロリ、しそ、バジルなど香りのある野菜やジャスミンティーや菊花茶、ミントティー、ローズティーなど香りのある飲み物がおススメです。
お血(おけつ)
冷えなどによって血行が悪くなり、滞っている状態です。
お血(おけつ)は、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣膿腫などの原因になるので、十分対策することが大切です。
血のめぐりをよくしてくれる、しょうが、ニンニク、タマネギ、らっきょう、サバ、イワシなどを温かくして食べましょう。
トマト、なす、パプリカ、パセリ、セロリなども血の流れを助けてくれます。
血行をよくするために、軽い運動もおススメです。
東洋医学では、不妊症の原因で最も多いのは『冷え』だと言われています。
『冷え』の対策が、不妊治療では第一になります。
私は、不妊治療の一環として、タンポポ茶ショウキT-1を毎日飲んで、体を温め、血流を促進し、老廃物や毒素を体外に排泄しました。
お蔭で、冷え症で冷たかった手足が、ポカポカするようになりました。
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